屋根塗装とはその名の通り屋根に塗装することをいいます。
屋根の塗装は外観が綺麗になるのはもちろんですが、何より屋根の防水性を蘇らせ、家の耐久性の向上させる重要な塗装工事です。
更に最近では遮熱性・断熱性といった様々なメリットを求めて屋根塗装をされている方も増えています。
このページでは、「屋根の塗装」に関しての知識やメリット、費用相場をご紹介しています。
コンテンツ目次
屋根塗装とは?
屋根塗装とは、その名の通り屋根材に塗料を塗ることで、屋根材の効果を保つことです。
屋根は、大切なお住まいを風雨から守るために必要不可欠なものですが、その分屋根は毎日紫外線や雨風などにさらされています。
なので、屋根は家の中で最も劣化しやすい箇所といえます。
屋根が大雨や台風といった外的要因によってダメージを受けると、雨漏りのリスクが生じてしまいます。
もちろん経年による劣化も含みます。
そのため、定期的に屋根塗装を塗り替え、塗装の機能を保ち保ち続けておかなければなりません。
つまり、屋根塗装とは塗料を屋根材に塗ることで、屋根材本来の働きを保つために行います。
屋根塗装を行う5つのメリット
屋根の塗装を定期的に塗り替えることで、以下のような5つのメリットが得られます。
① 防錆性の向上
棟板金やトタン屋根などのサビの発生を抑えることができます。
② 防水性が高まる
屋根塗装では現在の起こっている雨漏りを止める事は残念ならができません
しかし、将来に渡り雨漏りが起こるリスクが低減することができます。
③ 屋根材が保護できる
スレートや金属部分の腐食が防止できるので、屋根の葺き替え工事が不要、または延期できます。
④ 抗菌性が高まる
スレートのコケや、屋根下地部分のカビを抑えることができます。
⑤ 遮熱性・断熱性が高まる
夏場は屋根表面から屋根裏や2F室内への熱が伝わりにくくなり、室温の上昇を抑えます。(遮熱性)
また 冬場は室内から屋根表面への熱も伝わりにくくなり室温の下降を抑えます。(断熱性)
塗装が必要な屋根材と必要でない屋根材について
屋根材には様々な種類がありますが、すべての屋根に塗装が有効かというと、そうではありません。
屋根材の種類によっては塗装が有効(必要)な屋根とそうでない屋根があります。
必要な屋根材、不要な屋根材は以下のようになります。
塗装が必要な屋根材
月日が経過するほど劣化が目立つ素材は、定期的に屋根塗装を行う必要があります。
屋根塗装を行う必要があるのは、セメント瓦・コロニアル・金属屋根・スレート・モニエル瓦などです。
事前に、自宅の屋根はどんな素材でできているのか確認しておかなければいけません。
いざという時のために、事前に自宅の屋根はどんな素材でできているのか確認しておきましょう。
塗装が不要な屋根材
外壁では使われない日本瓦は、屋根材の中でも最も耐久性があり、塗装の必要がありません。
古くから日本式の住宅に使われている屋根素材で、日本瓦は耐久性に優れています。
よって、耐久年数が100年以上といわれている日本瓦は、塗装を行う必要がありません。
しかし瓦屋根の場合は、屋根の塗装ではなく屋根に使用されている金具や漆喰の補修が必要です。
屋根塗装の費用相場
屋根塗装の費用相場を、塗料と建坪別で算出してみましたので参考にしてください。
しかし、屋根の形や使用する塗料で屋根面積が大きく変わり費用も変わってくるので、あくまでも一般的な相場として覚えておきましょう。
シリコン系塗料
耐久年数:10年~15年
費用相場:35万~45万円
フッ素系塗料
耐久年数:15年~20年
費用相場:45万~60万円
遮熱塗料
耐久年数:10年~15年
費用相場:35万~55万円
断熱塗料
耐久年数:10年~15年
費用相場:35万~55万円
屋根塗装の費用相場は40~60万円
※ 一般的な2階建住宅の場合(塗り面積50~80㎡・足場費用込)